丸形冷却付きチャンバー

真空チャンバー

丸形冷却付きチャンバー

チャンバーの周りに立体成型した細径パイプを巻き付け、溶接等で固定する構造です。細径パイプの内部には水等の冷却媒体が流れます。処理温度が高く、チャンバーの外側の温度が50度を超える場合に用いられるのが一般的です。むき出しではなくBOX等で覆われている場合は、50度程度では冷却は不要です。作業性は、BOX等で覆われていない方が格段に良好です。そのため、このような冷却を行うチャンバーが多いと思います。

パイプの巻き付けではなく、ジャケット形状や二重管方式のものもあります。温度がさらに高い場合には有効な手段ですが、高価になります。

業界
半導体製造装置
真空成膜装置
素材
ステンレス
ロット
1~100個
精度
±0.1mm程度
使用設備
ファイバーレーザー複合加工機
マシニングセンター(縦/横/5軸)
NC旋盤
パイプベンダー
ファイバーレーザー溶接機
TIG溶接機
リークディテクター
用途
内部の処理温度が高い場合、外側を冷却する必要があります。特に小型の装置では、チャンバーがむき出しになっていることが多く、冷却しないと火傷する可能性もあります。